かけいぼ診断｜2人目を出産予定です。2000万円までのマイホーム購入は可能でしょうか

頭金と諸費用に500～600万円必要
しっかりためてから住宅購入を

毎月きちんと黒字が出ている優秀な家計簿。「無料プラン」を活用した通信費など、上手に負担を抑えられていますね。車も軽自動車にするなど、家計のスリム化に成功されています。　

支出に大きな無駄はありませんが、家族構成などから食費は少し見直しができるかも。出産に備えて栄養を取る必要があるため当面現状維持でＯＫですが、一段落したら１割のカットを目指して頑張ってみましょう。

負担が少なく気になるのが夫婦の生命保険料。月々６０００円と安いのですが、お子さまが小さく、奥さまが専業主婦であること、まだ貯蓄が十分でないことなどを考えると、保障が不足している可能性も。子育てで慌ただしくなる前に一度チェックしてみましょう。ご主人の死亡保障は３０００万円を目安に、不足しているなら保険料の安い定期保険などで上乗せできればよいですね。

幼稚園を何年保育にするのかは、単に経済面だけではなく、お子さまの発育にとってどちらが好ましいのか、また、近所のお友達はどうするのかなど、周辺の環境などの事柄もあわせて考える必要があります。第２子出産後、育児費の負担は増えるものの、検診にかかる費用が不要となり「子ども手当」も支給されるため、現状と変わらない程度の黒字は出せそう。金銭面では３年保育も可能ですから、じっくりご夫婦で検討してください。

最後に─。マイホームの購入は、頭金をしっかりとためてから踏み切りたいもの。物件金額の２割の頭金と、税金や登記にかかる諸費用の準備を目標にして、今のペースを崩さず貯蓄を続けていきましょう。例えば２０００万円の中古住宅なら、頭金と諸費用を合わせて５００～６００万円を用意するのが理想。時期は少し先になりそうですから、時間をかけて購入場所や物件などを吟味するとよいでしょう。