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質問

住宅ローンが家計を圧迫しています。持ち家を手放すべきでしょうか?

京都府 夫44歳 妻39歳 子9歳、3歳

夫は転職を重ね、現在、契約社員として働いていますが、収入が少なく、借入残高1100万円の住宅ローンが家計を圧迫しています。夫の年齢とスキルからは、今後これ以上の収入は期待できず、持ち家を手放す方がいいのか思案中です。またペットを飼っているため、府営住宅などに入ることも難しい状況です。どうすればよいかアドバイスをお願いします。

生涯にかかる住居費を考えれば、
早急に持ち家を手放す必要はなし

夫の収入が減少しても、子ども手当には手をつけず、毎月4万円の貯蓄ができているのはお見事!700万円の貯蓄残高があり、これまでに2度、住宅ローンの繰り上げ返済を実行されていることからも、堅実な家計管理が身についておられると、うかがえます。

家計で、特に気になるのは夫の保障。がん保険のみ加入で、死亡保障の備えがありません。万が一の場合、生活費は貯蓄、遺族年金、妻のパート代でカバーできます。団体信用生命保険により、持ち家のローン返済も不要になりますが、子どもの教育資金として、1500万円程度の保障を用意したいところ。
例えば、子どもの成長とともに保障が逓減していく収入保障保険であれば、保険金額8万円/月(65歳まで)の設計で、約1700万円(一括受取時)の保障が確保できます。保険料は、ネット専用保険を利用したり、それ以外でも非喫煙健康体に該当すれば、3500円程度で加入できそう。

ご相談の持ち家を売却すべきかについては、現在の住居に住み続けた場合、今後かかる費用総額を計算してみると、借入残高1100万円+総利息約260万円(2・2%固定金利)+固定資産税270万円(平均6万円/年×45年)=1630万円となります(修繕費別途)。一方、賃貸の場合、仮に家賃3万円/月×12カ月×45年=1620万円(敷金・更新料など別途)。

つまり、月3万円以下の賃貸物件に住まなければ、居住費の負担軽減につながりません。現状、そんな家族向け物件を探すのは厳しいでしょう。

今のところ、手取り収入に占める住宅ローン割合が25%を超えていないことや、貯蓄ができる余裕があることから、持ち家を手放す必要はないと思います。今後、夫婦の収入が増える可能性もあるので、今のやりくりをキープしつつ、様子をみてはいかがでしょうか。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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