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私は大のパン好き。朝・昼・夕食すべてパンでも平気ですが、夫はご飯派。向かい合って朝食を食べるときも別メニューなのです。
が、あるとき夫婦で散策途中に立ち寄った「西山こっぺ堂」さんのパンを食べ、「美味しい！」と意気投合。この日も「今日の昼食はパンにしよう」とお店に向かったのでした。

西山天王山駅前にあるコッペパンのお店

実は、かねてより美味しいパン屋さんと聞き、何度か駅近くに行くも、発見できませんでした。
ところが、阪急西山天王山駅東改札口を南から目指した日、駅に向かって右方向に愛くるしい看板があるではないですか。駅からはお店が背中になってたんですね。

「西山こっぺ堂」さんは、〝こっぺぱんサンド〟専門店。コッペパンの具材の種類が沢山—30種類ほど―もあり魅力的なので、目移りしてなかなか選べない程です。

パッと目に入った「アップルチーズケーキ」。魅力的な具材が顔を出してますね。夏に来た時は「わらび餅」っていうのもあったりして、具材に季節感を感じるコッペパンです。

店頭に並んでいない商品は完売かと思ったのですが、こちらではあまり作り置きをされず、注文してから具材を挟んでくださいます。
どうりで…パンが具材やタレの水分を含み過ぎず、野菜もフレッシュだったはずですね。
また、おかず系サンドの具材はすべて毎朝手作りされているとか。手間を惜しまずこだわり抜いたこっぺぱんサンドなんですね。

そして、欲望に任せて選んだのがこの7種。価格は230円～360円だったので、7本も選んだのにジャスト2000円でした。

ボリューム感のある具材

人気の一つ「だし巻たまご」。前回完売していたので、迷わず選びました。存在感のあるふんわり厚いだし巻きたまごは、甘くなくお出汁の風味が良く、パンとも相性抜群。

夫チョイスの「ハムカツ」。濃い味ではないのに、ハムとその衣としゃきっとしたキャベツの千切りは、ソースが混ざり合ってバランスの良い美味しさ。夫曰く「おつまみにもなりそう」だそうです。

ハニーマスタードチキンは、チキン3個入りでボリュームがありながら、甘酸っぱ辛いたれで重たくならず、ハニーマスタード好きの私はこれが好きでした。

全部のパンを見ていただきたいところですが、味わって食べるのに忙しく、写真撮影を忘れる程でした。

全ての具材を優しく包み込むコッペパン

具材それぞれの魅力を引き出しているのは、ベースのコッペパンで、その硬さ加減が絶妙。具材をしっかり支えつつも、具材と同時に噛み切れる弾力。夫と切り分けるときも、パン生地がつぶれることなく綺麗に分けられました。

いつもは「パンは食べごたえがなくすぐにお腹が空く～」と言う夫、この日は「パンなのに、腹持ちが良かった」と。
私も同じことを思ったのです。具材が充実していたからか、美味しいだけでなく食べごたえ十分なコッペパンでした。
食事にぴったりな「おかず系」と、デザートにもなる「おやつ系」コッペパンがあり、毎月2～3種類の月替わり商品もあるというので、コンプリートするために通いたいですね。

お店のロゴもほのぼの気分になれましたが、購入金額に応じてスタンプをくださるカードは、「すぱんぷカード」。遊び心もあるこっぺぱん屋さんでした。