障がいがある子もない子も家族みんなで交流

2021年10月29日 

リビング編集部

西京区で暮らすママ友3人が、自分たちの子育て経験をもとに親子の居場所づくりを目指して活動しています。

「子どもに障がいがある家族をはじめ、地域のさまざまな子育て家族の交流の場に」。7月末の土曜日、西京区の乳児保育室を借りて交流会「〈おおきな木のおうち ぽかぽか〉はじまるよ〜! Vol.1」が開催されました。主催は、宮川みち代さん、藤野真希さん、河原友美さんの〝ママ友〟3人によるユニット「おおきな木のおうち ぽかぽか」です。

メンバーの宮川さん(左)、藤野さん(中央)、河原さん(右)

当日は6家族が参加。赤ちゃんから小学生まで、発達に気がかりのある子やそのきょうだい、親が集いました。

まずは、親が子どもにマッサージをしてあげる〝親子タッチケア〟を体験。目と目を合わせ、触れ合うことで親も子も心が落ち着くのだそう。

そのあとは、協力者である保育士も見守る中、子どもたちは園庭に用意した遊びを自由に楽しみました。大人たちはゆっくりおしゃべりや情報交換を。障がい児の保育経験がある近隣の乳児保育室の施設長も参加。我が子の発達について親が相談する場面もありました。

7月に行われた交流会の様子。子どもたちは思い切り遊んで、親たちは子育ての悩みを話し合ったり情報交換をしたり


寒天を使った遊びなど、子どもたちが楽しく過ごせる準備も


「終了後、『リフレッシュできました』との声をもらい、私たちも幸せな気持ちになりました」とは代表の宮川さん。自身の子どもが先天性疾患のひとつ、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)であることをきっかけに、「口唇口蓋裂のお友だち交流in京都 ひだまり」も主宰しています。聞けば、メンバー全員がそれぞれ独自の活動もしているそう。親子タッチケアを担当した藤野真希さんは4児の母で、放課後デイサービスのスタッフをしながらベビーマッサージの教室「小さなタネ」を主宰。ダウン症児の母親たちによる子育てサークル「にじいろすまいる」の活動を行っているのは河原友美さん。自身にもダウン症のある子どもがいます。

「子どもの保育園が同じでよく話すように。それぞれの活動を始めたのもほぼ同時期でした。内容は違っても思いは同じ。一緒に何かできないかと昨年末から構想をあたため、今年5月に同ユニットを結成しました」と宮川さん。

キャッチフレーズは〝どの子も心健やかに仲間と紡ぐ子育ての輪〟。障がいがある子もない子も共に育ち合う、そんな地域を目指して今後も2カ月に1回交流会を行っていきたいといいます。

同会のイメージイラストは、同じくママ友で絵本作家のどうなつみさんによるもの。それぞれ好きなことをしながらもつながり合う、多様な交流会の雰囲気を表しています

悩みを気軽に話せる居場所に

参加はだれでも可能。宮川さんは「子どもに障がいがあるか、はっきりしていないけれど気になっている。そんな親が気軽に話せる場所になれば」と話します。「障がい児のきょうだいもぜひ一緒に参加を」とは河原さん。「うちもそうですが、普段は親とともに療育に付き合うなど我慢しているきょうだいも。前回の交流会ではそういった子たちも思い切り遊べて、リフレッシュできたようです」

次回は11月に開催予定。「親も子も楽しめるイベントを考えていきたいです。地域の人と人をつなぐ橋渡しもできれば」(宮川さん)。問い合わせはメール=pokapoka.ouchi2021@gmail.comへ。インスタグラム(@pokapoka.ouchi)で活動内容を発信しています。

(2021年10月30日号より)