地元のここが好き!わがまちサポーター集合【東南版】

高齢者や子ども、誰もがくつろげる店に

カフェまごころ(宇治市)

「介護で困っていることがあれば、気軽に声を掛けてください」と話す安達さん(中央)とスタッフ

香月知子さん

店内は広々としていて、ベビーカーの移動も楽。1杯ずつ入れてくれるコーヒーと、アップルパイの組み合わせがお気に入りです

扉を開けると、ふわっとコーヒーの香りが漂います。「カフェまごころ」(宇治市広野町東裏108―4)があるのは、介護施設「ケアセンターまごころ大久保」の2階。施設関係者以外も利用でき、ランチにお茶にと、近所の人が訪れているのだとか。

「誰もがくつろげる店を目指しています」とは、店長の安達征平さん。例えば、車いすやベビーカーを使う人のことを考え、店内はバリアフリーに。キッズスペースや授乳室が備えられているのもポイントです。

「専門のスタッフが介護相談にも対応します。お茶を飲みながら、気兼ねなく話ができますよ。居心地よく、ゆったりと過ごせる場所だと思ってもらえたらうれしいです」

数ある摂社にも参拝者の姿が

水度神社(城陽市)

緑に囲まれた水度神社の本殿。毎年10月中旬、住民有志による「おかげ踊りを広める会」が〝おかげ踊り〟を奉納します

竹内貴子さん

日当たりのいい境内は緑に囲まれ、自然が感じられます。摂社があり、複数の神様にお参りできます

鴻(こう)の巣山の麓に立つ「水度(みと)神社」(城陽市寺田水度坂89)。鳥居をくぐると、木々の緑が目の前に。境内には、わがまちサポーター・竹内貴子さんもよく参拝するという摂社がたくさん見られます。「境内には10の摂社があります」と、宮司の水田清比古さんに教えてもらいました。

「神社の創建は平安時代初期。今の本殿は室町時代に建てられました。朝夕欠かさず、熱心にお参りされる方もいます」(水田さん)

「これを見に来られる方も多いんですよ」と水田さんが案内してくれたのは、社務所2階にある大きな絵馬。江戸時代の文政13(1830)年に奉納されたもので、城陽市で伝承されている〝おかげ踊り”の様子が詳細に描かれています。絵馬の拝観を希望する場合は社務所まで。

地域をつなぐ、ろうそくの明かり

だいごキャンドル(伏見区)

前回の開催時の様子。幻想的な光景に出合えます

高向正和さん

自然と会話が生まれ、地域の輪が広がるイベントになればと思います

地域のつながりを生み出せるイベントに。そんな思いを胸に、わがまちサポーター・高向(たかむき)正和さんが企画するのが「だいごキャンドル」です。会場を彩るのは、イラストや願いなどを書いた紙コップで作ったキャンドル。6000個を並べ、絵や文字を作ります。

「私自身、近隣の人との交流が少なく、もっと地域とのつながりを深めたいと思っていました。昨年に引き続き、2回目の開催です」と高向さん。当日は午後2時から、集まった人たちでキャンドルを並べていきます。「前回よりもキャンドルの数が増え、バージョンアップします。みんなでイベントをつくりあげましょう!」

3月12日(土)午後5時~8時に開催。雨天の場合は3月13日(日)に延期。会場は地下鉄「醍醐」駅西側の折戸公園。

山頂から眺める景色も楽しみ

大吉山(宇治市)

登り口は標識を目印に。ゆったりとした山道を上がれば、宇治市街が一望できる展望台にたどり着きます

西村純子さん

木々の中を気持ちよく歩けます。展望台から見る宇治市街の景色がおすすめ。神社など観光名所に立ち寄りつつ気軽に登れます

山頂までは約20分。気軽にハイキングができるのが、宇治市の大吉山です。宇治橋の東側、宇治上神社の少し北にある登り口から散策スタート!

つづら折りになっているので、傾斜は緩やか。ヤマブキ、モミジ、サザンカなどの木が植えられ、季節ごとに景色が変わります。開けた場所に来たら、そこが山頂。さっそく展望台に向かうと、宇治川や平等院といった、宇治市街が眼下に望めました。

ベンチがある展望台周辺は休憩にぴったりな場所。ここを通り抜けた先は道幅が狭くなり、また違った雰囲気の山道になっています。10分ほど進めば山裾の興聖寺に到着。子どもの〝山デビュー”にもおすすめです。

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