プロ直伝 旬の魚を使ったレシピ

「サンマの白ネギ巻き焼き」/ワタで風味付けしたタレで照り焼き

※写真は1人分

「サンマは特にワタ(内臓)がおいしい魚なので新鮮なものを選んでください。このタレは甘みの中に苦みも感じられ、大人の味が楽しめます。

彩りにミョウガの甘酢漬けと揚げギンナンを添えました。ギンナンは薄皮をむかずにそのまま油で揚げれば調理中に皮がつるりとむけ、色もきれいに出ます。仕上げに塩をパラリとふって」

東山二条 七八(ななはち)
馬場健詞(けんじ)さん

材料4人分
  • サンマ…4匹
  • 白ネギ…1本
  • かたくり粉…適量
  • サラダ油…適量
  • A
  • しょうゆ…200cc
  • みりん…200cc
  • 酒…200cc
  • ミョウガの甘酢漬け(しば漬けや赤カブの漬物などでも)…適量
  • 揚げギンナン…適量
作り方
  • サンマを三枚におろし、内臓は取っておく
  • Aを合わせ、内臓をたたいて加える
  • ❶の皮の部分に切れ目を入れ、バットに並べる。❷を上からかけ、キッチンペーパーでおおい、約30分漬ける
  • 白ネギは約3cmの長さにカットしたものを8個用意する
  • 新しいキッチンペーパーの上に❸を取り出し、皮が下になるように置く。身のほうにかたくり粉を薄くふり、白ネギを端からくるくると巻く。巻き終わりをつまようじで止める
  • フライパンにサラダ油を薄くひき、弱火にかける。❺を並べ、時々返しながら、10分ほどかけて、じっくり焼く
  • 仕上げに、バットに残っているタレをかけながら焼き、照りを出す
  • 皿に盛り、ミョウガの甘酢漬けと揚げギンナンを添える

「イワシのファルシ」/秋ナスとトマト、タマネギをたっぷりはさんで

※写真は1人分

ガーニッシュ
山田英敏さん

「お酒によく合うので、パーティーの前菜などで出しても喜ばれます。〝ファルシ〟とは、詰め物をした料理のこと。中に細かく刻んだ秋ナスを入れて、季節感もプラスしています。

マリネ液は作りやすい分量にしたので、余れば野菜のピクルスを作るのに利用を。ニンジンやパプリカなど好みの野菜をさっとゆでて漬ければ完成です」

材料4人分
  • イワシ…12~16匹
  • ナス…1本
  • トマト…1個
  • 紫タマネギ…1/4個
  • ケーパー…大さじ1
  • パセリ(みじん切り)…大さじ2
  • A
  • レモン汁…大さじ1
  • 塩…ひとつまみ
  • オリーブオイル…大さじ3
  • 粗びき黒こしょう…適量
  • マリネ液
  • 白ワインビネガー…100cc
  • 水…50cc
  • グラニュー糖…35g
  • 塩…5g
  • タカノツメ…1本
  • ローリエ…1枚
  • 黒と白の粒こしょう…各小さじ1
作り方
  • マリネ液の材料を全て合わせ、鍋でひと煮立ちさせる。粗熱が取れたら、冷蔵庫でよく冷やしておく
  • イワシは頭を取り、腹から手開きをして内臓と中央の骨を除く(小骨は取らなくてよい)。軽く塩(分量外)をふり、約30分おく
  • キッチンペーパーなどで❷の水分をふき取り、❶に約1時間漬ける
  • 焼きナスを作る
  • ❹のヘタと皮を除いたもの、トマト、紫タマネギは全て5mm角にカット。ケーパー、パセリとともに、Aであえる
  • マリネ液から取り出したイワシをキッチンペーパーで軽くふき、おなかの部分に❺をはさむ。皿に盛り、あればチャービルを飾る

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