寛永行幸にまつわる展覧会

2026年9月25日 

リビング編集部

1626(寛永3)年、5日間に渡り、当時の将軍・徳川家光とその父・秀忠が後水尾天皇を二条城に迎えた「寛永行幸」。行幸から400年を記念して行われる展覧会をピックアップしました。寛永時代の〝美〟を感じられる作品も公開されますよ。

①住所 ②電話番号 ③開館・開城時間 ④休み ⑤料金

泉屋博古館 2026/10/18(日)まで

江戸時代・17世紀 京都市指定文化財「二条城行幸図屏風」(右隻部分) 泉屋博古館

「寛永行幸四百年記念 特別展『寛永行幸と花の都の文化びと』」で注目したいのが、幅約7mの「二条城行幸図屏風」。近くで見ると二条城へ向かう後水尾天皇や徳川家光ほか、行列の見物者たちが臨場感たっぷりに描かれています。後水尾天皇に嫁ぎ、両家のつながりを強めた徳川和子(まさこ)ゆかりの品の展示では、現存する中では最古だという十二単なども。

①京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24(地下鉄「蹴上」駅から徒歩約20分)
②TEL:075-771-6411
③10:00~17:00 ※閉館30分前に受け付け終了
④月、2026/10/13(火)休 ※2026/10/12(祝・月)は開館
⑤一般1200円、大学生800円、18歳以下は無料

京都文化博物館 2026/11/15(日)まで

重要文化財「薙刀直し刀 骨喰藤四郎」 京都・豊国神社 ※2026/10/2(金)まで

寛永文化と行幸を軸とした、江戸時代初期の美術工芸品が見られる「寛永行幸四百年祭開催記念 特別展『寛永 太平がはぐくむ美』」。「骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)」は、歴代為政者が欲した刀だそうで迫力が感じられます。行列の様子を伝える「寛永行幸絵巻」や、「寛永の三筆」といわれている近衞信尹(のぶただ)による「和歌六義屏風」なども楽しみ。

①京都市中京区高倉通三条上ル東片町623-1(地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩約3分)
②TEL:075-222-0888
③10:00~18:00(金は19:30まで)※閉室の各30分前に受け付け終了
④月、2026/10/13(火)休 ※2026/10/12(祝・月)は開館
⑤一般1800円、大高生1200円、中小生600円、未就学児は無料(要保護者同伴)
※期間中、展示替え・絵巻の巻き替えあり

元離宮二条城 二条城障壁画 展示収蔵館 2026/11/18(日)まで

二条城二の丸御殿障壁画(大広間)二の間東面「松孔雀図」(部分)

寛永行幸の際、後水尾天皇らの能の観覧席となった二条城の〝大広間・二の間〟。この二の間や隣り合う一の間にあった、狩野探幽による障壁画26面が、「『二条城障壁画 展示収蔵館』原画公開 令和8年度秋期『玉座を飾った障壁画~〈大広間〉一の間・二の間~』」にて展示されます。目玉は「松孔雀図」。金色の背景に美しいクジャクの姿が映えます。

①京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町541(地下鉄「二条城前」駅から徒歩5分)
②TEL:075-841-0096
③9:00~16:45 ※最終入館は16:30。ただし二条城への入城は16:00に受け付け終了
④期間中、無休
⑤100円、未就学児は無料 ※別途入城料が必要。一般800円、中高生400円、小学生300円、未就学児は無料

聖護院門跡 2026/10/10(土)〜12/6(日)の金土日祝、10/21(水)・22(木)

後水尾天皇宸筆「忍」 聖護院門跡

「忍」の一文字が目に飛び込んでくる掛け軸。後水尾天皇直筆の書です。「聖護院 秋の特別公開・寛永行幸四百年祭 連携事業 『後水尾天皇と聖護院』展」で鑑賞できますよ。掛け軸2点と和歌が記された色紙1点も直筆で、こちらは初公開。いずれも、武家中心の時代に天皇が抱いていた葛藤がうかがえると言われています。

①京都市左京区聖護院中町15(京阪「神宮丸太町」駅から徒歩約10分)
②TEL:075-771-1880
③10:00~16:30 ※閉館30分前に受け付け終了
④2026/11/27(金)~29(日)休
⑤一般800円、大高中生600円、小学生以下は無料

(2026年9月26日号より)