料理人に教わる まかない風レシピ

2026年7月17日 

リビング編集部

夏休みは昼食作りに悩む人もいるのでは。そんな時に参考にしたいのは、ある材料でサッと作られる、まかない。そこで、和洋中の料理人に〝まかない風レシピ〟を2品ずつ提案してもらいました。

撮影/桂伸也、鈴木誠一、橋本正樹

レンジを活用して、トマトのうまみを凝縮
豚バラ肉のトマトパスタ風うどん

スライスチーズがどん!と乗ったインパクトのある一品。こちらを教えてくれたのは、「ОRTО」の谷村真司さん。「パスタをゆでるとなると、暑いし、時間がかかります。でも、冷凍うどんはレンジで温めるだけ。もちっとした食感を楽しむことができます」。トマトソース作りに、谷村さん流のコツが。カットトマトを先にレンジで温めることで酸味が和らぐそう。そこに、みそとケチャップを加えることで、甘みやうまみがプラスされます。チーズとの相性もよいですよ。

  • 冷凍うどん…2玉
  • 豚バラ肉…125g
  • タマネギ…1/2個
  • カットトマト(缶詰)…大さじ8強
  • ケチャップ…小さじ2
  • オリーブオイル…大さじ1.5
  • ニンニク(チューブ)…小さじ2
  • 塩…適量
  • 粉チーズ…大さじ3
  • スライスチーズ…2枚
  • 黒こしょう…適量
  • 小麦粉…適量

(A)

  • みそ…小さじ1.5
  • みりん…小さじ3強
  • 酒…大さじ1
  • めんつゆ(ストレート)…小さじ2
  1. Aをもみ込んだ豚バラ肉に小麦粉をまぶす
  2. タマネギは2㎜幅の薄切りにする
  3. カットトマトは器に入れてラップをし、レンジで1分30秒ほど温める。温め終わったらケチャップを混ぜる
  4. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火で熱する。香りが出たら❷を加え、軽く塩を振って炒める
  5. タマネギがしんなりしたら❶を入れる。火が通ったら❸を加えて炒める(水分が少し残る程度)
  6. レンジで解凍した冷凍うどんを❺と混ぜる
  7. ❻に粉チーズを混ぜて、器に盛る
  8. スライスチーズをのせて、黒こしょうをたっぷり振る

マヨネーズとチーズを加えてボリュームアップ
トロトロHОT玉子チーズサンド

2品目はシンプルな卵のサンドイッチ。卵にマヨネーズとミックスチーズを加えて焼くことでコクが増します。ボリュームがアップするというメリットもあるそう。食パンは軽く温める程度でОK。ハムやトマトを加えたり、ケチャップをかけたり。アレンジの幅が広いのもよいですね。

  • 6枚切りの食パン…2枚
  • 卵…1個
  • マヨネーズ…大さじ1
  • ミックスチーズ…大さじ1
  • 塩…適量
  • サラダ油…適量
  • マヨネーズ(仕上げ用)…大さじ1
  1. 食パンは温める程度に焼く
  2. ボウルに卵を割り、マヨネーズ、ミックスチーズ、塩を加えてよく混ぜる
  3. フライパンを中火で熱し、サラダ油を入れる。❷を流し入れ、軽く混ぜながら20秒ほど焼く。半熟のスクランブルエッグ状になったらボウルに戻す
  4. ❸に仕上げ用のマヨネーズを加えて混ぜる
  5. ❹を食パン(1枚)に乗せ、もう1枚の食パンで挟む
  6. 好みの大きさにカットして器に盛る

ОRTО(オルト)
谷村真司さん

中京区衣棚通三条下ル三条町337-2

ナガイモの食感も楽しんで
豚しゃぶと夏野菜仕立てのそうめん

夏野菜と豚肉を使った一品。「ナガイモは麺のように細く切るのがポイントです。こうすることで麺との食感を楽しめますよ」と話すのは「大村」の大村大樹さん。トマトはそのままカットしても良いですが、湯むきをすると口当たりが滑らかに。青ユズは冷やすと、より香りが立つそう。

  • そうめん…2~3束
  • 薄切り豚ロース肉…50g
  • ナス…1本
  • トマト…1個
  • ナガイモ…60g
  • 青ユズ(レモンでも可)…適量
  • 市販のそうめんつゆ(ストレート)…200cc
  1. ナス、トマトはくし切りにする。ナスは皮を下にしてフライパンで焼く。焼き目がついたらひっくり返して全体を軽く炒める
  2. 薄切り豚ロース肉は80度前後のお湯で加熱。火が通ったら氷水で冷やす
  3. ナガイモの皮をむく。そうめんと同じくらいの細さに切り、水でさっと洗う
  4. そうめんをゆでて、氷水に入れて冷ます(❷の氷水で冷やしてもOK)
  5. ❹の水を切って器に盛り、具材を乗せる
  6. 青ユズの皮をすって、そうめんつゆに入れる

定番の親子丼の材料をアレンジ
和風混ぜ込み天津丼

「タマネギ、鶏肉、卵。材料を見ると親子丼を思い浮かべますよね。ですが、同じ材料を使ってひと手間加えるだけで、天津丼が作れます」と大村さん。鶏肉を焼いたフライパンで卵を焼くことで、鶏のうまみが卵にも染み込みます。洗い物も減らせますね。卵はゴムベラで円を描くようにゆっくり混ぜるのがポイントとか。

  • ご飯…1合分 ※冷やご飯を使う場合は一度温める
  • タマネギ…1/2個
  • 鶏もも肉…100g
  • 卵…4個
  • ミツバ…適量
  • 塩…適量
  • 風味調味料(和風)…小さじ1/2

(A)

  • 砂糖…大さじ1
  • しょうゆ…大さじ1
  • 鶏ガラスープ…小さじ1
  • 水…150cc
  • 片栗粉…大さじ1
  1. タマネギは、3㎝幅のくし切りにする。鶏もも肉は一口大に切る
  2. フライパンで鶏もも肉を炒める。火が通ったらタマネギを入れて塩を振り、しんなりするまで炒める
  3. ボウルにご飯と❷を入れて混ぜる
  4. 鍋にAを入れてとろみをつける
  5. 卵を溶き、風味調味料を混ぜる。❷のフライパンに卵を入れて、中火でゆっくり混ぜながら加熱する。固まってきたら火を止める
  6. ❸を器に盛る。その上に2等分にした❺を乗せる
  7. ❹をかけてミツバを飾る

大むら
大村大樹さん

下京区西洞院通綾小路下ル綾西洞院町741-11

オイスターソースを使って手軽に
上海焼きそば

「hakubi」のシェフ佐藤廉歩(れんほ)さんに教えてもらったのは、オイスターソースをベースにした「上海焼きそば」。「合わせ調味料を使って手軽にできます。本来は太麺を使用しますが、家庭によくある細麺で作ってみました」と佐藤さん。麺は先に油を少しかけて、レンジで温めてほぐすと、より調理がしやすいですよ。

  • 焼きそば麺…2袋
  • 豚こま切れ肉…60g
  • タマネギ…1/4個
  • ピーマン…2個
  • ニンジン…1/4本

(A)

  • オイスターソース…大さじ3.5
  • 水…80cc
  • 砂糖…小さじ3
  • しょうゆ…小さじ1
  • サラダ油、ごま油…各適量
  1. 豚こま切れ肉は一口大に、タマネギ・ピーマン・ニンジンは長さ5㎝・幅2~3㎜に切る
  2. フライパンにサラダ油を入れ、❶を炒める
  3. ❷の野菜がしんなりしてきたら、焼きそば麺を入れてよくほぐして絡める
  4. Aを入れて中火で煮込む
  5. 水分がなくなったら仕上げにごま油を入れ、器に盛る

コツは卵とご飯を混ぜておくこと
夏野菜の広東式炒飯

チャーハンをパラパラに! そのためには炒める前にひと工夫。「卵と米は先に混ぜておくのが、広東料理の調理方法です。米が卵でコーティングされるので、炒めやすくなるんです」と佐藤さん。焼く際は、フライパンに広げてじっくりと。そうすることで水分が抜けすぎずに卵に火が通るそう。工程をひと工夫するだけで、パラパラのチャーハンが完成します。

  • ご飯…1合分
  • トウモロコシ…1/5本
  • ズッキーニ…1/6本
  • エダマメ(サヤなし)…20g
  • 焼き豚…40g
  • 白ネギ(みじん切り)…大さじ2
  • 卵…3個
  • サラダ油…大さじ1
  • 塩…小さじ2/3
  • しょうゆ…小さじ1
  1. トウモロコシは皮をむいて縦に包丁を入れてほぐす。ズッキーニと焼豚は3~5㎜角の大きさに切る ※トウモロコシとエダマメは冷凍のものでも可。その場合は❸の工程は省く
  2. 卵を溶いて、ご飯とよく混ぜる
  3. お湯を沸かし、塩をひとつまみ(分量外)入れ、トウモロコシ、ズッキーニ、エダマメを10秒ほどボイルし、ザルに上げる
  4. フライパンにサラダ油をひいて、❷を強火で熱する。この時、始めはあまり混ぜずに表面をじっくりと焼く
  5. ご飯と卵がパラパラになったら、全ての野菜、焼き豚、塩を入れて炒める。鍋肌にしょうゆを入れてなじんだら器に盛る

hakubi
佐藤廉歩さん

東山区清井町481-1

(2026年7月18日号より)