新築・リフォームで快適な暮らしを実現

2026年5月15日 

リビング編集部

新築やリフォームで快適な住まいを実現するため、リアルな声を参考にしたいという人もいるのでは。今回は、家づくりを経験した読者のアイデアや工夫を紹介。自宅を訪問し、現地で聞いてきましたよ。

撮影/桂伸也、深村英司

新築

玄関扉を開けると、正面に天井まである縦形の大きな窓。鮮やかな緑が目に飛び込んできて、思わず「わぁ、すてき」と声が出てしまいました。

「2階も自然を感じられるよう意識したんです」とはEKさん。2階にはリビング、キッチン、ダイニングがあるとのこと。どんな空間が広がっているのか、わくわくしながら階段を上がると横約7m・縦約1mの窓が。リビングとダイニング、その隣の小上がりを〝横断〟するように設置されています。ワイドな風景、木々の葉の間から見える青空。1階の窓のすぐ上ですが、見え方が違うのが面白い!

「眺めているだけで癒やされます」

2階の窓には障子が。部分的に閉めて景色の見え方を変えることもできるそう。1階の窓のそばにはEKさんのワークスペースがあります。「時間帯によって光の差し込み方が変わるのも魅力です」

EKさん宅にはもう一つポイントが。それが1階の洗面脱衣室。こちらに勝手口をつけ、裏庭に出られるようにしたとか。

「玄関以外に、外に出る動線を確保したことで効率的に過ごせています」

勝手口を出て、右に進むとガレージへ。車内の荷物を取りに行くときにも便利。裏庭に一時的にごみを置くときも勝手口が活躍します

新築

「できるだけ生活感のない暮らしをしたい」。そんな思いで家づくりを始めた5人家族のIYさん。キーワードは二つ。〝収納〟と〝洗面脱衣室〟です。

まず収納について。子どもが成長するにつれて物が多くなることを見越し、大きめの収納スペースを作りたいと考えたそう。こだわったのは場所。

「視界に入れたくなかったので、リビングやダイニングなど人が集まる所は避けたくて。そこで選んだのが目につきにくいキッチンの奥でした」

完成したのは、ウオークインクローゼットのような収納スペース。収納棚を壁で目隠しすることで、雑多な雰囲気を感じさせない工夫もされています。

キッチン奥の収納スペース。両側の棚に、子どもの持ち物や日用品などを置いています。「ドアなどを付けなくてもすっきりとした空間になるように工夫。正面から見えないように棚を配置しました」

次は洗面脱衣室。

「以前の家では、お客さんが洗面台を使うときに洗濯物が見えていることが気になっていたんです」

この悩みを解決するために、洗面所と脱衣所を分け、間に引き戸を設置。来客時は、引き戸を閉めればすっきりした空間になるそうですよ。

手前が洗面所、奥が脱衣所。「住まいのテーマが〝生活感を出さない〟なので、普段から洗面台をきれいにする習慣がつきました」

リフォーム

購入した4DKのマンションをリフォームしたYМさん。高齢の母と暮らしています。

「母を見守りやすい家に」と、2人で使う寝室とリビング・ダイニング・キッチンという1LDKに間取りを変更。段差が多かった室内を玄関の上がりかまちと脱衣所前を除いてバリアフリーにしました。

室内で注目したいのが、寝室とダイニングの間の室内窓。

「母は1日のほとんどを寝室で過ごしています。その寝室ですが、間取り上、外に面した窓を付けることが難しかったため、室内窓を取り付けました。ダイニングに続くリビングの窓から風と光を取り込めます」

室内窓には別の役割もあるとのこと。

「私がダイニングにいるとき、窓を開けて会話をすることも。物の受け渡しもできますし、利用頻度が高いんですよ」

寝室とダイニングをつなぐ室内窓。プライバシーは保ちつつ、気配を感じることができるデザインガラスを採用。キッチン側にも小窓が。「料理中でも母の様子が分かるよう、こちらは透明なガラスを使っています」

さらに、「玄関土間を広めにとったことも大成功でした」とYMさん。「母の車いすとシルバーカーを置いても十分なスペースです」。広さがあると、出かける際や帰宅時に母をサポートしやすそうですね。

玄関土間は約1畳半。「同じマンションに住むいとこが『何かと便利だから』と広い玄関土間を勧めてくれて。母も使いやすそうです」

リフォーム

MMさんは、2024年に築56年の住宅を購入。家族で過ごす時間が多い1階だけをリフォームしました。天井や床、壁紙の張り替えのほか、特に力を入れたのがキッチンと和室だったとか。

「広いキッチンで料理をしたかったのでスペースを拡大。幅が約1・8mあるので、調理中、まだ小さい子ども2人が来ても空間に余裕があります。さらに、シンクやコンロなどの調理スペースを90度移動させました。リビングで遊ぶ子どもたちに目が届く配置です」

キッチンはMMさんこだわりのナチュラルテイスト。シンク前の壁はマグネットをつけられる素材にして、包丁やまな板を置けるラックを用いた〝浮かせる収納〟に

和室は畳を入れ替え。押し入れは子どもたちの洋服ダンスを入れられるように中板を外しました。タンスを使いやすくするため、ふすまも取り外したといいます。

「ですが、実は2025年の末にもう一度部分リフォームをしたんです」

その場所が押し入れの床。フローリングに変えたのだそう。

「押し入れの床のまま使っていたのですが、雰囲気が暗くて。明るくなり、満足しています」

和室は、押し入れをなくしたことで広く見えるメリットもあるとか。「おもちゃを置いて遊ぶスペースも作りました。子どもたちがのびのびと過ごしています」

1階のリビングを吹き抜けにしました。上部の窓から光が入ってくるので、昼間はほとんど明かりをつけていません。楽器の練習やカラオケができる防音室を作ったことで、自宅で好きなだけ楽しめるように(FM)

キャリーケースやスポーツ用品などを片づけられるように、玄関に4畳ほどの納戸を設置。階段をリビングにつけたことによって、子どもたちの帰宅のタイミングが分かるようになり、顔を合わせることも増えた気がします(HM)

発電時にCO2を排出しない太陽光発電を導入。日差しの強い日はかなり発電するため、電気代が安くなりました。環境に優しい点もうれしいポイントです(KM)

老後を見据えて、お風呂場をリフォーム。扉は開けやすい引き戸に、床はクッション性があり、乾きやすい素材にチェンジ。また、トイレに手洗い器をつけて、洗面所まで行く手間を省けるようにしました(YK)

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(2026年5月16日号より)