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速い動きと技の掛け合いが魅力の女子相撲クラブが活動中

2026年5月15日 

リビング編集部

女性であれば、居住地や年齢、経験を問わず受け入れているという「京都女子相撲クラブ」。先月、伏見中学校で練習会を実施。小学生から高校生までの女性がぶつかり合う様子は、迫力たっぷりでしたよ。

撮影/深村英司ほか

小学3年生のときに相撲を始めたという高校生も参加。初心者の頑張る姿が刺激になるそう

「女子相撲は基本的に体重別の階級制。体格が同じくらいの者同士が、力だけではなく速い動きや技の掛け合いで勝負する面白さがあります」。そう教えてくれたのは、「京都女子相撲クラブ」代表の石田紗也佳さん。実技指導も行っています。

取材当日、伏見中学校には小学生から高校生までの女性12人が集合。練習は校舎内にある土俵で。皆さん、Tシャツに短パンといった動きやすい服装の上に、白いまわしを締めています。石田さんの「今日もお願いします!」という一声で、場の空気が引き締まりました。

練習は、「四股」からスタート。片足に全体重をのせ、もう一方の足を高く上げ、踏みおろします。「この動作が相撲の基本。100回ほど繰り返します」と話すのは練習を主導する監督。参加者の額にみるみる汗が浮かびます。

相手を土俵の外まで押し出す「当たり」の練習を経て、実戦形式の取組です。真剣な眼差し、体と体のぶつかり合いは思わず見入る迫力が。土俵の砂を足でするザッザッという音に、監督の「押せ押せ!」と大きな声が重なります。

「練習を積んで、かなわなかった相手に勝てるようになると楽しいです」と話す参加者も。なかなか勝てずにくやしげな表情の人もいましたが、石田さんのアドバイスや仲間の励ましを受けて見事リベンジ。晴れやかな笑顔を見せていました。

迫力たっぷりの練習の様子
「すり足」の練習では、腰を低く落とし、足の裏で地面をこするように前進
伏見港公園の土俵で練習することも(写真提供/同クラブ)

代表の石田さんも、かつては女子相撲の選手。小学4年生のときに弟と一緒に相撲を始め、時に一瞬で勝負が決まる面白さに気づいたそう。高校時代は国際大会で優勝も果たしています。大学卒業とともに引退し、同クラブを設立したのは2022年のことです。

「女子は人数が少ないので、男子にまざって練習しないといけなかったり、そもそも練習場所がなかったり。そこで女子だけで十分に練習できる場を作りたいと考えたんです。初心者も参加しやすいクラブがあれば、競技人口も増やせるはずと」

現在、同クラブには6~18歳の15人が入会しています。

練習会は月3回、伏見中学校のほか、伏見港公園や滋賀県立武道館などでも行われています(1日参加費300円、クラブ入会者は2カ月1000円)。また、同クラブが始めた全国大会「京都女子相撲クラブ杯」は毎年3月に開催。4回目の今年の参加者は約70人で、昨年より増えたといいます。

「教え子たちが成長する姿、大会で入賞する姿を見るのが本当にうれしくて。仲間と練習に励み、強くなる楽しさを知ってほしい」と石田さん。

活動や入会手続きなどの詳細はホームページから。「京都女子相撲クラブ」で検索を。問い合わせ、体験や入会の申し込みはメール=kyotogirlssumoclub@gmail.com=で。

代表の石田さん。「初心者の入会を増やすこと、世界大会への出場者を育てることが目標です」

(2026年5月16日号より)