
「本気の応援を届けることで、地域をつなぎたい」。そんな思いで活動しているチアリーディングチームが伏見にあります。活気あふれる練習風景をのぞいてみました。
撮影/深村英司ほか
プロスポーツの試合などでよく目にするチアリーディング。
「チアは所属チームを応援するだけではなく、見ている人みんなを、そして仲間や自分自身も元気づけるものなんですよ」
そう話してくれたのは竹内絵里さん。地元・伏見区でチアリーディングチーム「Cheerful Peace(チアフルピース)」を立ち上げ、「いろんな人をチアで応援する」をテーマに活動をしています。
2026年1月に練習場の伏見いきいき市民活動センター別館集会室を訪れると、幼児を中心に9人のメンバーが集まっていました。指導するのは竹内さんの知人で、チアリーディング経験者の中村音葉(おとは)さん。「がんばろう!」「はい!」と元気な声が会場に響き、練習がスタートしました。
今回は、1月末のイベントの出演に向けての練習。サンバの曲に合わせて中村さんがキレのいいステップを見せると、メンバーも真似をして踊ります。

でも、小さな子どもたちは集中力が切れてしまうことも。そのたびに「楽しくやろう」と竹内さんが励まし、中村さんは「間違っても笑顔でいたらOK」とフォローします。
少し難しい振り付けもありましたが、終了時には全員が最後まで踊れるようになっていました。
小学校5年生の女の子は、「いろんな人と踊るのが楽しい」と話してくれました。

京都マラソンなどでもダンスを披露
「立ち上げのきっかけは、地域のつながりを作りたい、という思いから」と竹内さんは話します。
「私が小さいころは近所の人にもよく声をかけてもらい、〝地域に育ててもらった〟という意識があるのですが、今は自治会に入る人も少なく関係性は希薄になっています」
そこで思いついたのが、目にするたび感動をもらっていたチアリーディング。
「誰かに本気で元気や勇気を届けるのがチアスピリットであり、仲間とも本気で向き合います。メンバーが元気がないときには『どうしたの』と声をかける。そんなチアの精神が広まれば、地域はもっとつながり合えるはず」
そうして昨年8月、中村さんの協力も得てチームを結成。多世代が集まれるように年齢も性別も不問とし、現在は近隣在住の1歳から50代まで、25人のメンバーがいるそう。昨年12月、伏見区で行われた地域のイベントでのデビュー以降、高齢者福祉施設などでパフォーマンスを披露したほか、今年2月には京都マラソンの応援隊としても活躍。

「心から応援することで、その場にいる人みんなの心をつなぎたい。これからもさまざまな人にエールを送っていきたいですね」
練習は月3~4回、参加費は1回1000円(兄弟姉妹など2人目からは500円)。活動の詳細はインスタグラムから。「cheerful_peace」で検索を。問い合わせ、入会の申し込みはインスタグラムのメッセージ、またはメール=cheerful.peace2025@gmail.com=で。
(2026年3月7日号より)
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