
秋、そろそろカキが出回りますね。一足先に和菓子店には、カキを使った甘味が並んでいましたよ。いずれも常温で持ち歩きOKなので、手土産にもぴったりです。
撮影/橋本正樹
完熟の〝愛宕柿〟を使用
甘みが増したところをゼリーに

カキの豊かな風味を感じてほしいと、完熟の「愛宕(あたご)柿」をふんだんに使用したゼリー。「じゅくし柿」(378円)は、渋抜きをして甘みが増したものをピューレにして寒天で固め、フランス産のホワイトブランデーでほんのりと香りづけ。ぷるんとした舌触りです。カットした蜜漬けのカキも入っていますよ。
来年の2月ごろまで販売予定。

京阿月 下鴨本店
● 京都市左京区下鴨本町1
● ℡075-702-6365
● 10:00~18:00、水曜休
こしあんと干し柿
そのハーモニーが魅力

ころんと丸くてかわいい、見た目は干し柿そのもの。 「黒柿」(540円)は、一つひとつ職人の手作り。長野県産の干し柿「市田柿」の種を取り、代わりにこしあんをたっぷりと詰め込んだ、和のスイーツです。あんの甘さが主張しすぎないよう、干し柿と糖度を合わせて仕上げているといいます。ハーモニーを楽しんで。
通年販売。店頭での購入は、1度に一人8個まで。

京都仁王門 本店
● 京都市左京区東大路通仁王門東入ル北門前町491
● ℡075-771-0678
● 9:00~18:00、火曜休
なめらかな口あたり
蜜漬けの果肉がアクセント

甘く熟したカキのピューレがたっぷり入った「柿羊羹(ようかん)」(半ざお/180g、1,404円)。ようかんと聞くと、どっしりとしたものをイメージしがちですが、なめらかな口当たりで、ところどころに入っている蜜漬けのカキが、良いアクセントになっています。たっぷりといただきたいときは、本ざお(380g、2,484円)もあります。
11/25(火)ごろまで販売予定。

俵屋吉富(たわらやよしとみ) 本店
● 京都市上京区室町通上立売上ル室町頭町285-1
● ℡075-432-2211
● 8:00~16:00、水・日曜休
愛媛県産と奈良県産をブレンド
ふるふる、ゆるめの食感です

「よく熟れたカキ特有の、とろける口どけとおいしさを追求した」という、「洛柿野(らくしの)」(432円)。こだわりは、愛媛県産のみずみずしいカキと、奈良県産の甘みの濃いカキの2種類を使っていること。それぞれのピューレをブレンドしてゼリーに。スライスした「富有柿」入り。
出荷は9/30(火)ごろまで。在庫のある限り販売されます。

鼓月(こげつ) 本店
● 京都市中京区旧二条通七本松西入ル西ノ京内畑町3
● ℡075-802-3321
● 9:00~18:00、無休(元日を除く)
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