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住宅費や教育費を優先し、老後資金が準備不足。今からできることは?【かけいぼ診断】

2026年9月25日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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住宅費や教育費を優先し、老後資金が準備不足。今からできることは?

夫は、60歳で定年退職。65歳まで再雇用で働く予定ですが、収入は現役時代の6割。妻は、扶養外のパート勤務で定年はありません。夫の退職金は、下の子の大学進学や車の買い替え、外壁や屋根の修繕に使い、残りは貯蓄へ。現在の貯蓄を、学費に充てるか、住宅ローンの繰り上げ返済に回すか思案中です。

夫61歳(会社員) 妻62歳(パート) 子26歳(会社員) 子20歳(大学生)

ここまでいろいろなライフイベントを、夫婦で力を合わせてクリアしてきましたね。第2子の大学卒業まで2年と少し。あとひと息、頑張っていきましょう。

現在の貯蓄600万円を、残りの学費約290万円に充ててよいか悩んでいる様子。生活費の半年分プラスアルファの約300万円は、手元に残しておきたいものです。相談者の場合、この水準はクリア。ただ、今後予期せぬ大きな出費が発生した際には、公的な奨学金(JASSO)の活用も検討を。在学生を対象に、春と秋の年2回募集が行われているので、情報をチェックしておきましょう。

住宅ローンの残債約350万円の繰り上げ返済についても、思案している様子。固定金利で金利上昇のリスクはなく、加入する団体信用生命保険には万一の保障としての側面も。夫65歳時には完済できるので、慌てて返済はせず、手元資金のキープを優先することをお勧めします。

家計簿を見ると、支出はどの項目も引き締められています。その中で見直しができそうなのが、食費・外食費。物価上昇の影響で難しい部分もありますが、コツコツと節約して1割のカットを目指しましょう。

夫の再雇用で、収入が激減。思うように貯蓄ができず、老後資金を増やせずにいるとのこと。これまで堅実にやりくりができていて、65歳になると住宅ローンや生命保険の支払いも終わります。年金生活になっても月々の生活費はカバーできそう。しかし、貯蓄が少ないため、介護費用などには不安が残ります。妻は定年がないので、65歳以降も厚生年金に加入する働き方を続ければ、将来受け取る年金額は増加が見込めます。同様に、夫も65歳以降も可能な範囲で収入を得られれば、老後資金への有効な対策となりますよ。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2026年9月26日号より)

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