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夫は、定年後に再就職せず実母の介護を希望。生活していけるのか心配【かけいぼ診断】

2026年8月21日 

リビング編集部

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夫は、定年後に再就職せず実母の介護を希望。生活していけるのか心配

同居の母は、骨折して入院したあと在宅介護に。現在、要介護4。デイサービスや訪問介護に加え、夫も妻も会社を休んで介護に当たることも。施設に入居する場合の費用は、母の貯蓄や年金から捻出する予定です。夫は、10月で60歳の定年退職となります。子ども2人はすでに独立。

夫59歳(会社員) 妻55歳(会社員)母 84歳(年金受給者)

夫婦で仕事を持ちながら、常に見守りが必要な母親を介護。介護休暇や有給休暇も使い、日々頑張っていますね。定年を目前に控えた夫は、再雇用の選択はせず、介護に専念することも検討中。責任感が強く優しい姿が伝わってきます。一方で、妻のみの収入で家計が成り立つか、不安も感じているよう。

母の年金は、介護関連費に使い、残りを母の口座に貯蓄。介護関連費を除いた毎月の支出26万円は、妻の月収だけでも余裕を持ってカバーが可能です。しかし、年間支出を妻の賞与のみで賄うのは難しそうです。イレギュラーな年間支出は考慮せず、夫が60歳でiDeCoの拠出(年14万4000円)を終えても、30万円近く不足することに。ただ、夫の退職金が約600万円見込めるので、65歳時点で今の貯蓄はキープできます。

支出の中では、生命保険の見直しを検討してみましょう。現在、夫は、死亡保障1000万円、入院保障日額1万円の保険に加入中。子どもも独立したので、各保障を半分程度に減額しても不足はありません。

また、相談者も高いと感じている食費12万円も、見直しができそうです。食が細い母親に配慮した食事作りが必須という背景を考えると、大幅な減額は難しいですが、1割のカットを目指してみてください。

長く共働きを続けているので、夫婦の公的年金は額面で年間400万円以上。まとまった貯蓄もあるので、夫が60歳で完全にリタイアしても老後生活における経済的な心配はありません。しかし、ずっと介護だけの生活では疲弊してしまう可能性も。社会との接点を持ち、介護とも両立できる短時間勤務も一案です。頑張りすぎず、自身の生活とのバランスを取ることを意識してくださいね。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2026年8月22日号より)

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