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残りの人生を楽しみたいが、老後のためには、出費を抑えた方がいい?
住宅ローンは完済。すでに子どもたちは独立。妻の早期退職を機に、「これからの人生はできるだけ好きに暮らしたい」と、夫と旅行にいったり、好みの植物や小物で家を飾ったりという生活を大切にしています。夫には大学で学ぶ計画も。ですが、住居の修繕などが必要になるので、貯蓄をあまり減らさない方がいいのではと悩んでいます。
夫56歳(会社員) 妻53歳(パート)

妻の早期退職後、夫婦で旅行などを楽しんでいるようですね。フルタイムの共働き期間が長かったため、まとまった貯蓄もできています。
家計簿を見ると、「食費」「水道・光熱費」は、とても上手に抑えることができています。「携帯電話代」は高め。通信費以外に機種2台分の分割代金8000円が含まれ、1年半後に5000円、3年半後にゼロ。通信費は、見直しができないか検討の余地がありそうです。
楽しみを優先した暮らしぶりですが、月々の手取り収入に占める貯蓄の割合は約28%と優秀です。旅行などは元気なうちに実践することも大切なので、夫が60歳で定年退職を迎えるまでは、今のお金の使い方でも問題はありません。
その一方で、家電製品などの買い替えが立て続けに発生し、築20年になる住居のリフォームも必要になることを考えると、出費を抑えるべきか悩んでいるとのこと。相談者世帯の場合、夫は定年後も再雇用で働き続け、完全にリタイアするのは65歳。そこまでに、貯蓄は、夫の退職金を含まず3000万円をためる目算を立てています。3000万円で老後の生活をカバーできるか、具体的に考えてみるとよいでしょう。
まずチェックしたいのは、メインの収入となる公的年金です。夫と妻それぞれの「ねんきん定期便」を確認。受給見込み額の85%程度が、手取り額の目安です。支出は、現在の家計から具体的にイメージしてみて。今の生活費が月16万円強なので、公的年金で生活費は十分カバーできるのではないでしょうか。
生活費の不足がないようなら、貯蓄から家電製品やリフォーム、介護などの費用を賄えば大丈夫。という計算になります。
毎日を楽しみつつ健康に留意し、この調子で頑張ってください。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2026年7月4日号より)
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