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私のママ友事情

子どもが通う園や学校で、ママ友との付き合いは順調ですか?何かと悩みの多いママ友事情、リビング読者のリアルな思いを調査しました。

ママ友関係でモヤモヤ

  • 子どもの成長度合いや習い事など、いちいち聞いてくるママ友。子どもが比べられているようで嫌な気分になります(38歳、子ども7歳・4歳・2歳)
  • おしゃべりなママ友で、夫の職業や家の購入資金まで聞いてくるので困る(36歳、子ども5歳・2歳・0歳)
  • 良い人だと思っていたママ友から、子どもの友達や、他のママたちの悪口を聞かされた。後になって全部作り話だったことが分かり、少し人間不信になった(44歳、子ども13歳・10歳)
  • 車を持っていないママ友がいて、行事やイベントのたびに私が車を出すことに。家が近所のため、これがいつまで続くのかと考えるとブルーになってしまう(30歳、子ども2歳・0歳)
  • 子どもたちは同じ年齢だけど、親同士の年齢はさまざま。年齢の話は聞きづらいので、敬語の使い方にも気を遣ってしまう(32歳、子ども9歳・5歳)
  • ママ友の子どもを「落ち着いていて良い子だな」と感じていたので、そう伝えたら、相手にとっては発達が遅いと悩んでいることだと分かり、申し訳なかった(33歳、子ども3歳)
子どもにも影響するからこそ悩むママたち
うまく付き合わなければ、自分自身のストレスだけでなく、子どもにも影響が及ぶ可能性のあるママ友。合う合わない、好き嫌いといった感情だけで付き合うわけにいかないのが、悩みどころです。

SNSでトラブル発生

  • 子どもたちも一緒に撮った写真を、ママ友が勝手にSNSにアップ。ネット上にわが子の顔を載せたくないので、大迷惑です(29歳、子ども0歳)
  • ラインのメッセージで、個人的に送ったつもりが、間違ってグループに送ってしまい大変なことに…。消すこともできず、謝るしかなかった(37歳、子ども8歳・5歳)
  • 見ることはできても、忙しくて返信が難しい場合、〝早く返信しなきゃ〟と焦ってしまう(43歳、子ども9歳・7歳)
あえて積極的に利用しないママも…
SNSの普及で、ママ友付き合いも複雑に。「トラブルが嫌なので、SNSではつながらない」「周囲のママ友がラインを始めたが、私だけガラケーで連絡が取りにくくなった」などの声もありました。

専門家がアドバイス ママ友付き合いのコツ!

ママ友と良い関係を築くためにはどうすればいいのでしょうか。
志學館大学の講師・木下馨子さんに教えてもらいました。

  • 1.適度な距離感を保つ
    ママ友付き合いでは、お互いのプライベートに過剰な深入りをせず、適度な距離感を保つことが大切です。あくまでも保護者としての付き合いであることを忘れずに。
    また子育て中はお互い多忙です。SNSのやりとりは、無理のない範囲で付き合いましょう。事前に、なかなか返信できないことを伝えておくのも一つの手。連絡先の交換は、なるべく気の合う人だけとしましょう。
  • 2.会話は〝子ども〟の話題を中心に
    ママ友との会話は、お互いの子どもに関する話にとどめるのがベター。息抜きができ、ホッとするような会話を心掛けましょう。
    子育ての悩みを相談されたときは、否定的なことは言わず、「そういう考え方・感じ方もあるのか」と共感を。子育ての方針は人それぞれ。子どもたちの成長を、共に喜び合える関係を目指しましょう。
  • 3.親しき仲にも礼儀あり
    ママ同士が仲良くなると、子どもの預け合いなど、お互いに助け合う場面も増えてきます。しかし、それが当たり前にならないよう、きちんとお礼を伝えるなど、最低限のマナーや常識は忘れないように。また、できないことはきっぱり断ることも大切です。
    長く良い関係が続けば、生涯の親友へと発展するかもしれませんよ。

ママ友との関係に疲れたら、一旦付き合いを休み、自分の時間を大切にしましょう。心に余裕ができたら、また関係もうまくいくのでは

先生

教えてくれたのは
志學館大学 人間関係学部 講師 木下 馨子さん
臨床心理士として、長年にわたり、小・中・高校のスクールカウンセラーを務め、2016年〜志學館大学・講師。専門は臨床心理学

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