読者座談会シリーズ vol.1:テーマはお土産

読者アンケートより 座談会に先立ち行った読者アンケートでも、「どんなお土産を選ぶか」を聞いてみました。

【ダントツで選ばれた2品、その人気の理由は】

よく利用するお土産で多かったのは、「京都北山 マールブランシュ」のお濃茶ラングドシャ「茶の菓」と「阿闍梨餅本舗 満月」の「阿闍梨餅」でした。「茶の菓」は友達へのお土産、「阿闍梨餅」は目上の人・親戚へのお土産のそれぞれ1位という結果に。

「阿闍梨餅」は、1922年に考案されたロングセラー商品。秘伝の餅生地で粒あんを包んであり、モチモチした食感が独特ですよね。アンケートでも「老舗の味」「個包装」という点で人気でした。

一方、抹茶のラングドシャでホワイトチョコレートを挟んだ「茶の菓」は、2007年の発売。この洋菓子を開発したエグゼクティブシェフの江崎靖彦さんによると、開発には2年かかったそう。

「京都をイメージするような洋菓子をと、抹茶を使ったラングドシャを作ることに。開発時に課題だったのは、割れ、湿気、退色。いずれも工程を工夫して解決できたのですが、このきれいな抹茶の色を出すのには苦労しました。抹茶のなかでも〝お濃茶〟を使っていますが、生産者の方、お茶のブレンダーの方に、ラングドシャに使って最もおいしいと感じる、質の良いお濃茶を用意していただいています。抹茶のいい苦味を残しつつ、スキッとした後味の洋菓子に仕上げています」

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