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試写室・劇場から

ミュージカル「1789━バスティーユの恋人たち━」

6月25日(月)まで大阪新歌舞伎座にて公演中

撮影:田内峻平(TOHOマーケティング)

革命に命を燃やした民衆の愛と情熱が見る者の胸を打つ

ミュージカルというジャンルが、しっかりと日本に根付いたことを感じさせる舞台である。貴族はぜいたくに溺れ、民衆は貧困に苦しむ18世紀末のフランス。貴族によって父親を殺され、パリで革命に身を投じるロナンを中心に、「自由と平等」を勝ち取るために立ち上がった民衆の愛と情熱が胸を打つ、フレンチ・ロック・ミュージカル。

ロナンと、宮廷につかえるオランプとの運命の出会い、マリー・アントワネットとスウェーデンの貴族フェルゼンとの禁断の恋などをちりばめながら、民衆がバスティーユの牢獄(ろうごく)を襲撃し、革命の火ぶたが切られるまでの物語が、スピーディーにドラマチックに描かれていく。特に二幕目、民衆が雄々しく立ち上がるシーンは迫力があって美しい。

今回、主役の小池徹平(ダブルキャスト・加藤和樹)をはじめ、岡幸二郎、凰稀かなめなど、日本のミュージカル界を支える俳優たちの中でも、キラリと光っていたのが、革命派の議員・ロベスピエールを演じる三浦涼介の存在である。

(文筆業 あさかよしこ 

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