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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

子どもがもう1人ほしいのですが、収入が低く不安です。いずれ、妻は正社員で働く計画も。貯蓄の目安を教えてください。

夫40歳(自営業) 妻35歳(パート) 子1歳

子どもに囲まれ、にぎやかな家庭にあこがれるけれど、生活費や将来のお金のやりくりが心配。多くのご夫婦が抱いている悩みかもしれません。

今回の場合、ご夫婦の収入を合わせればある程度の金額が確保できます。今後、ご主人の収入が増えていく可能性も。収入の1年分相当の貯蓄は、決して少なくありません。あれもこれも欲するとそれなりの収入が必要となりますが、「2人目がほしい」という希望は十分にかないます。

ただし、貯蓄や支出のチェックは綿密に。貯蓄がありながら不安を感じるのは、貯蓄の目的と目標額が明確になっていないからです。「何のため」「いつまで」「いくら」について、具体的に意識してみましょう。

当面の目的は、2人目の出産時の収入減と教育費への備えですね。月々の黒字分を含めると、1年間で新たに約100万円の準備が可能。これで、出産時の収入減がフォローできそう。現状の400万円を維持しつつ、教育費は、誕生後の15年間で月5万円、計900万円を目標としましょう。

また、支出のチェックも継続的に行ってください。通信費や美容・被服費などは見直しが必要です。ご主人の生命保険は、もう少し死亡保障の充実を。お子さまの成長とともに増える支出ですが、黒字の範囲内で収まれば、目標は達成できます。

ご相談者は収入の低さを気にしておられますが、住居費の負担が軽く自動車ローンがない家計は、健全な状態で見通しも悪くありません。逆に、これらの支出が増えるときは、計画の見直しが必要となることをお忘れなく。

最後に、お子さまについては、収入だけでは図れない要素もあると思いますので、ご夫婦でよくご相談くださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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