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ひょっとこ踊りで、城陽を元気に!

手ぬぐいで頬かむりをして、そろいの赤い衣装に身を包んで。ひょっとこ、おかめ、キツネに扮(ふん)した人々が、笛や太鼓の演奏に合わせて街を練り歩きます。宮崎県が発祥の〝ひょっとこ踊り〟は、豊作や商売繁盛を祈るものなのだとか。このユニークな踊りを、11月に開かれる城陽のお祭りで見ることができますよ。

練習はいつも約1時間。「それ以上は、しんどいんですわ」とメンバーの皆さんが口をそろえて言うくらい、踊りは軽快な見かけによらずかなりハードとか

表情豊かなひょっとこのお面は、各自で用意するルール。上の列の中央のお面は、紙粘土を材料にした手作りのものだそう

9月の「城陽秋花火大会」での一コマ

「見よう見まね、なんですか⁉」と驚いてしまうくらい、「ひょっとこ踊り城陽会」の皆さんの踊りは堂々としたもの。「全員、経験ゼロですよ。もちろんおはやしも」と答えてくれたのは同会メンバーの有田里美さんです。

同会の発足は、今年5月。「きっかけはインターネットの動画でした。節分にひょっとこ踊りの愛好家グループが祇園で踊っている様子を見て、これは楽しそう、やりたい!って(笑)」

会の代表を務める伊保弘一さんと有田さんが周囲に声をかけたところ、ほどなく現在のメンバーが集まったといいます。

メンバーは、6歳の保育園児から70代の人まで。城陽市内だけではなく、宇治在住の人もいます。当初は、1週間に1回のペースで集まって練習。それ以外にも、自主練習を重ねてきました。

実は、メンバーには踊りが苦手な人もいたのだそう。それでも踊っているうちに、だんだんとかたちになってきました。

そして、7月30日には「パル祭」という地域のステージイベントでデビューを果たしました。「このときは盛り上がりました!」「お客さんも前に出てきて、一緒に踊ってくれたもんね」と、メンバーも笑顔で語ります。その後、9月にも地域のイベントで踊り、現在は月に1回程度の練習を行っているそう。

いつかは本場に追い付きたいとの夢も

前列右から2人目が代表の伊保さん。皆さんが着ている赤い衣装と帯は、有田さん(後列左から2人目)の手作りです

「始めは思いつきからのスタートでしたが、予想以上に皆さんのノリがよかったんです」と有田さん。ひょっとこ踊りをきっかけに城陽を盛り上げていけるとの手ごたえを感じていると、伊保さんも語ります。

「また、今後は高齢者施設などにも行けたらなと思っています」

これからも、みんな楽しく、だれもが参加できる踊りという面を大切にしながらも「いつかは本場、宮崎県・日向のひょっとこ踊りに追い付きたい」と、夢が広がります。

11月には、地域のイベント(表参照)に登場するので、実際にひょっとこ踊りのリズムや軽快なステップに触れてみては。

問い合わせは、同会代表の伊保さん=TEL:0774(53)7709=まで。メンバーの島井さん=携帯電話:090(8980)9468=も対応可。

「ひょっとこ踊り城陽会」が登場するイベント
第37回JOYO産業まつり
  • 日時:11月3日(祝・木)午前10時~午後4時、同団体の出演は午前10時30分~(約20分)
  • 会場:文化パルク城陽(城陽市寺田今堀1)
山背彩りの市2016
  • 日時:11月13日(日)午前10時~午後4時、同団体の出演は午前11時30分~
  • 会場:JR城陽駅前商店街、アクティ城陽商店街、しらとり幼稚園駐車場の周辺地域(JR「城陽」駅から徒歩約5分)※特設Aステージ

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