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経験を生かし、長岡京市の活性化にチャレンジ

「大好きな長岡京市のため、できることに取り組みたい」。一人の女性の呼び掛けで、4月に「MJK『まちづくり女子会』」が結成されました。知識や経験を生かして町を盛り上げようと、メンバーたちが活動を始めていますよ。

自然に詳しい森迫安恵さんが「四季折々の美しい風景が見られます」とおすすめする、長岡天満宮前の八条ケ池に集合してくれたメンバーたち。前列左から反時計回りに、森迫さん、樫村さん、高佐昌美さん、車田さん、塚原万美子さん、田中さん

「MJK『まちづくり女子会』」の結成を呼び掛けたのが樫村恭子さん(63歳)。その経歴はというと…。

「長岡京市観光協会に勤めていました。3年前に定年を迎えましたが、今も土日は阪急『西山天王山』駅前の案内所で働いています」

退職後、時間に余裕ができた樫村さん。仕事で培った知識や経験を役立てたいと考えました。 「長岡京市を愛する人が集まって協力すれば、町を盛り上げられるのでは」。そんな思いに共感し集まったのが、観光業務経験者をはじめとした8人のメンバーです。

「以前は中山修一記念館でガイドをしていました。自然豊かで歴史もある、長岡京市の魅力を伝えていけたらと思います」とは、田中京子さん(63歳)。京都検定1級を取得している車田厚子さん(60歳)は、同会の名前について教えてくれました。

「〝まちづくり〟というキーワードを入れたかったんです。無理せずできることをしているので、その気軽さを表そうと〝女子会〟を後ろに付けることに。略して〝MJK〟です(笑)」 〝女子会〟と付けた発案者はほかにいるのだとか。

「別のメンバーがアイデアを出してくれました。会の平均年齢は64歳! それぞれの得意分野を生かし、活動していきます」(樫村さん)

親睦を深めるため、定期的に「歴史探訪」を開催。4月には山登りを満喫したそう

これまでに、楊谷寺の拝観受付のボランティアをした同会。樫村さんによると「観光客の方がたくさん訪れました。このボランティアが縁で、楊谷寺のお庭づくりを一緒にしないかとの誘いもいただいています」とのこと。

ツアーガイドの依頼が寄せられ、メンバーが赴いたことも。そのほかにも、やりたいことが続々と出てきているようです。

「市内で毎年行われている催しに協力させてもらえないかと話しています。ほかの市民団体と連携をとり、まちづくりのネットワークを築ければうれしいです。近頃は古墳がブームなので、2年前にできた恵解山(いげのやま)古墳公園を地域活性のために活用できないかとも考えています」と樫村さん。地域住民、市外からの観光客のどちらも楽しめるイベントを計画しているのだと話します。

現在、メンバーを募集中。「まちづくり活動に挑戦するのは全員初めて。発足して間もないので、まだまだ手さぐりの状態です。気軽に仲間に入っていただけたら」と車田さん。

「長岡京市のために何かしたいという気持ちを持っている方は、声を掛けてください」(樫村さん)

問い合わせは樫村さん=携帯電話:090(7356)2855=まで。※入会の際は1000円(ボランティア保険込み)が必要です

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