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試写室・劇場から

劇団四季ソング&ダンス60 感謝の花束

8月8日(木)~18日(日)、京都劇場で公演

前回公演より 撮影:荒井健

ミュージカルの名曲・名シーンを独自のアレンジで

「キャッツ」「オペラ座の怪人」「ライオンキング」「リトルマーメード」などのミュージカルで、多くの観客を魅了し続けている劇団四季が、今年創立60周年を迎えた。その記念と感謝の心を込めて、京都を皮切りに、全国公演されるのがこの演目。まさに珠玉のステージだ。

ミュージカルの名曲や名場面が、完全なオリジナルアレンジによって、「ミュージカルでもドラマでもない、まったく新しいエンターテインメント」に生まれ変わる「ソング&ダンス」シリーズ。それは、劇団四季の作品の中でも、人気の高いショー形式のステージである。その最新作となる今回の舞台では、「コーラスライン」のあのシーンが、「オペラ座の怪人」のあの名曲が、「夢から醒めた夢」の愛にあふれたあの言葉が、「ウェストサイド物語」のあの衝撃が、「サウンド・オブ・ミュージック」のあのスケール感が、新しい感覚で、次々と繰り広げられていく。

その一つ一つがサプライズなので、文字通り、ワクワクするような驚きと感動の連続である。演出は、彼自身、優れたダンサーであり俳優である加藤敬二。その彼が特に今回の目玉としたのが、客席との交流。なるほど、思わず身を乗り出して見入ってしまう。ちょっと悔しい!

(ライター あさかよしこ 

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