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試写室・劇場から

ワン・デイ 23年のラブストーリー

6月23日(土)からTOHOシネマズ二条ほかで公開

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“友達以上、恋人未満”から愛が育つかけがえのない日々

くされ縁ということばがあるが、けんかをしたり、ひんぱんには会わなくなったりしても、人生を貫く縦糸のように続いていく関係がある。そんな男女を描いたこの作品、ユニークなのは、23年間の7月15日だけをつづった短いオムニバス映画のような作りになっていること。そして、思わぬ結末にぐぐっと胸を焦がされてしまう。

1988年のスコットランド、大学の卒業式の後、エマは同級生だったデクスターと初めて親しく語り合う。男性とのつきあい方がぶきっちょなエマに比べ、デクスターは華やかなプレーボーイ風。「友達でいよう」という結論に合意した二人だったが、それから23年もの波瀾(はらん)万丈な関係が続いていき…。

お互いに別の人と交際したり、職業が変わったり、遠く離れたりしても、いつも心を打ち明けたくなる友だちがいるとはなんたる幸福! だが、映画は残酷な展開を用意している。彼らはもっと早く一つになるべきだったのだろうか。そうとも言えるし、やはりこうであるべきだったとも言える。人生は、喜怒哀楽すべてを包み込んで、流れていく川なのだから。

アン・ハサウェイ、ジム・スタージェス出演。監督は『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグ。その時代その時代のファッションにも注目して。

(ライター 宮田彩未 

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