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コップやお皿を使って身近に、いつでも! お花の生け方自由自在

ちょっとお花を飾ってあるだけで、部屋の中が明るく、さわやかになりますね。家にあるコップや皿など、身近にある器を使って手軽に飾ってみませんか? 簡単に、そしてセンス良く生けるコツを紹介します。今回使用した花以外でも試してみて。



「生花店で買ったときには茎は長いので、はじめは花瓶に。その後、徐々に茎をカットしてコップやお皿に生けると、花が長く持ちますよ」と教えてくれたのは、左京区吉田にある花と雑貨の店「からんこえ」の高柳千登勢さん。

数種類を一緒に生けるときは、色のトーンに気をつけて。淡色系、原色系など花の色でまとめたほうがセンス良く見えるのだとか。飾る場所は、エアコンの風が直接あたらない、涼しいところがベター。これからだんだんと暖かくなってくるので、室内が暑くなるときは水の中に氷をひとつ入れておくと良いそうです。

花と雑貨の店「からんこえ」
高柳千登勢さん

1
高さのあるグラスには、茎のたわみを生かして動きを。L字を作る花の先が横と上に向くようにラインを意識して挿して。葉が多くついたものをひとつ入れておくと、ほかの花を押さえてくれて生けやすいそう
3
口が広いコップは、まずローズマリーのように葉がしっかりついたものを数本、コップの中でクロスさせるように入れます。そのすき間に置いていくように、ほかの花を生けると、うまく仕上げられます
5
平たいお皿を使う場合は、花が寝てしまわないようにオアシスを活用。オアシスがなければ、小石やビー玉などを積み重ねて山形にして、すき間に花を挿してもOK。葉物で根元を隠し、立体感を意識しながら生けましょう
2
牛乳ビンのように口が狭くなった器は、空気がこもりがちなので、花をたくさんつめすぎないように注意。道ばたに咲くような素朴な花を、高さに差をつけつつ、無造作に入れてもすてきです。ポイントになる花を一種類入れるとセンスアップ
4
アイビーなどのつる性のグリーンを、ボウルの口の大きさより少し小さめに、円形に2周くらい巻きます。それを器の中へ。アイビーの切り口は水につかるようにしながら、葉は適度に見えるように調節します。花はつるの間に挿し込んで固定して
6
マグカップのように口が広くて、ちょっと高さがあるような器には、カップのふちにもたれかけるようなイメージで。その際、あちこちに花を向けるのではなく、ある程度まとめて1カ所に配置したほうが見栄え良し!

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