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子どもの成長を感じる儀式

「宣京師(せんきょうし)」小嶋一郎さん
「宣京師(せんきょうし)」
小嶋一郎さん
京都産業大学日本文化研究所・上席特別客員研究員。京都検定受験講習会・現地講習会講師も務める。文化財などに関する著書多数。

古来より、子どもの成長の節目にはいろいろな儀式が行われてきました。それらの意味を「京都クイズ」の執筆者・小嶋一郎さんとおさらい。
さらに出産、入園・入学、成人式の記念に読者はどんな物を贈っている?といった話題にも触れてみました。


京都でおなじみ十三まいりとは

そのほか、こんな儀式も

帯の祝
妊娠5カ月目の最初の「戌(いぬ)の日」に、安産を祈願して、妊婦のおなかに岩田帯を巻きます
お宮まいり
子どもが生まれてから、氏神さん(地元の神社)に行き、子どもの健康と幸福を祈願します。男児は生後31日目、女児は32日目に行くのが一般的ですが、京都では、女児は30日目に参拝する人もいるそう
七五三
数え年3歳・5歳の男児と、3歳・7歳の女児の成長を祝い、おまいりする行事

旧暦の3月13日、現在では4月13日に、数え年で13歳になった子どもが虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)をまつったお寺にお参りし、知恵を授けてもらう「十三まいり」。

「十三まいりに行くお寺として、京都市では、特に嵐山の法輪寺が有名ですが、このほか虚空蔵菩薩をまつっているお寺には、東寺や神護寺がありますよ」と小嶋さん。

法輪寺の十三まいりでは、帰り道、渡月橋を渡り終えるまでは、後ろを振り返ってはいけないといわれていますね。
「橋の上で振り返ると、虚空蔵菩薩から授かった知恵を返してしまうことになるから、ということですが、大人への第一歩として“言いつけをきちんと守ろう”という意味も込められているのではないでしょうか」

このお参りは、大空の力を象徴する虚空蔵菩薩に子どもの健やかな成長を祈るものですが、京都では、大地の力を象徴する仏様に祈るならわしもあります。
「それは、地蔵盆です。町内のお地蔵さまに、わが子が健やかに育つように祈っているのですよ」

アンケートで読者に聞きました!子どもの成長の節目にもらってうれしかったもの
出産編
1位
ベビー服
2位
現金
3位
おむつ
4位
おもちゃ
5位
ベビー用食器

その他の意見

  • 友人から靴をもらった。ファーストシューズは人からもらうと足の丈夫な子になると聞いたことがあるのでうれしい(まりる)
  • 両親からベビーカー。高価なものなので、助かりました(唯ちゃんのお母さん)
  • 私に…とお菓子をもらった。友人からがんばったごほうびに!(バーバーママ)

1位の服は、子どもが成長してから着られる、大きめサイズでもらった人が多数。意外に健闘したのがおむつ。「自分の自由が利かない間にもらえて助かった」という声も。

小学校入学編
1位
現金
2位
ランドセル
3位

その他の意見

  • 姉から、学校で使用するもの(体操服入れ、下敷きなど)をもらった。実用的ですぐ使えた(JH)
  • 親せきに水筒をもらった。意外と高額なので助かった(Y)
  • 卒園のお祝いも兼ねて、父・母(子どもたちの祖父母)と一緒に食事に行きました(りんご)

中学・高校・大学の入学祝いは現金派が大多数。小学校はこんな結果に。学校で使う実用品をプレゼントされて助かったという人もいました。

成人式編
1位
お金
2位
着物
3位
貴金属

1位の現金と2位の着物は1票差! 京都という土地柄か、「染めから色まですべてオーダーメードで着物を仕立ててもらった」という声もありました。

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